テクノロジー系:システムの処理形態・構成

処理形態

システムの処理を効率よくするためには、主に2つの方法がある。

①    集中処理システム

  • バッチ処理システム:一括処理
  • OLTPシステム:即時処理、大規模システム
  • オンライン制御処理システム:限られた時間内に処理

②    分散処理システム

  • 垂直機能分散システム:階層型
  • 水平分散システム:対等型

(例)クライアントサーバーシステム(CSS

 

→更に、CSSの応用が2つある

①   3層アーキテクチャ:データ層・ファンクション層・プレゼンテーション層を独立、保守性が高い

②   ストアドプロシージャ:SQLを実行形式に変換→即時実行

システム構成

システムの構成には、2つの考え方がある。

①    信頼性重視:管理◯、障害準備△

  • Duplexシステム:主系で主要業務・従系でバッチ処理→(例)ホットスタンバイ
  • Dualシステム:2つの系統で同一データを処理、高い信頼性と安全性
  • Cloud computing:ネットを通じてストレージを利用

②    効率重視:処理効率・負荷分散◯

  1. TCMP:主記憶装置を共有・同期
  2. LCMP:プロセッサ・主記憶が独立処理・通信
  • Clusterシステム:物理接続で単一コンピューターへ
  • Gridシステム:ネット接続で単一コンピューターへ

 

バックアップ用システムには3つの運用形態がある。

  1. ホットスタンバイ:同一環境を稼働待機
  2. ウォームスタンバイ:同一環境を非稼働待機
  3. コールドスタンバイ:同一環境を1から構築